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(国際交流員 劉悦)異文化に征服された伝道師

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 浜田に来てから、もう6ヶ月が過ぎました。この間、地域の皆さんに大変お世話になり、この機会をお借りして感謝を申し上げます。
 さて、国際交流員の仕事の一つは、自国の文化や素晴らしさを紹介することです。この点からいうと、私たちは文化の伝道師とも言えます。その私も、浜田に来てから短い間で、大事に保存されている日本の伝統的な文化に魅了されました。これらの日本文化の中に、実はたくさんの中国文化の姿を見ることができます。日本と中国は海を隔てているだけで、伝統的習慣や文化などの面では、深い関係があります。茶道や着物などの多くは、中国から日本に伝わりました。しかし、残念なことに、これらの素晴らしい文化は、今の中国では歴史の教科書でしか見られません。日本人の皆さんが、綺麗な着物を着て祭りに参加する姿を見るたびに、私は「羡慕、嫉妬、恨」としか形容できない気持ちを覚えます。(「羡慕嫉妒恨」は中国のネット用語です。「羡慕(うらやましい)」と「嫉妒(ねたましい)」と「恨(憎い)」で組み合わせて作った言葉で、とりわけうらやましいという気持ちを形容するものです)。日本人の伝統文化への努力に感心する一方、自国の伝統文化を改めて考えさせられます。
 国の繁栄は国の素質にかかる、国民の強さは文化の素質にかかると考えます。恐らく、これに気付いた中国人は少ないと思います。中国の対外貿易は、毎年、貿易黒字が続いていますが、中国の対外文化の交流が厳しい赤字の状態になっていると思います。国内の伝統文化が失われつつあります。番組の輸出がないと、テレビをいくら輸出しても、中国はただの世界製造工場にすぎないのです。だから、私は来年帰国するときに、ぜひ日本人の伝統文化に対する精神を自国に持ち帰りたいと思っています。
 これから、このコラムやいろいろな活動を通じて、中国の歴史、文化、衣食住などを紹介させていただくことはもちろんのこと、日本、そして浜田市の良いところや、素晴らしい文化などを自分の目で見つけ、自分の身をもって経験したことを中国の友達などに伝えたいと思っています。皆さんも地域でお互いに情報交換をしていただければ幸いです。よろしくお願いします。

 

このページに関するお問い合わせ先

  • 浜田市 産業経済部 観光交流課
    電話:0855-25-9530   メールアドレス:kankou@city.hamada.lg.jp

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