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(国際交流員 金 恩志)韓国の時代劇と世界記憶遺産

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 今年2月、映画「王になった男」が日本で公開されました。イ・ビョンホン主演のこの映画は韓国朝鮮王朝時代の15代目の王、「クァンヘ」の話を描いたものです。皆さんご覧になりましたか?
 韓国ドラマと言えば「チャングムの誓い」を思い出す方が多いと思います。韓国でも大人気だった「チャングムの誓い」は、最高視聴率57%を記録するなど、まさに老若男女を問わず全国民に愛されました。それ以来、韓国は時代劇ブームとも言えるくらい時代劇への人気が高まり、今年だけでも10本近くの時代劇ドラマが放映される予定です。昔、時代劇と言うと「重くて難しいもの」のイメージがありましたが、今はラブストーリーなども入っており、興味津々目が離せないものが多いです。
 ところで、このような時代劇は本当に実在した話なのでしょうか?それともフィクションなのでしょうか?ラブストーリーなど少し架空の話も含まれてはいますが、基本的に本当にあった歴史の話を基に作られたものも多いです。元々韓国、特に「文の時代」とも呼ばれた朝鮮王朝時代(1392年~1910年)には、このような時代劇の「ネタ」となる歴史的記録が数多く残されています。
 皆さん、「世界記憶遺産」をご存知でしょうか?世界記憶遺産とは、「世界の記憶」として価値ある記録物を後世に残すため「世界文化遺産」「世界自然遺産」とともにユネスコが認定・管理しているものを言います。その内、世界最大規模の王朝歴史書である『朝鮮王朝実録』、王の秘書室である「承政院」が記録した総数3,243冊・2億4250万字に及ぶ世界最大の連帯記録物『承政院日記』、世界最初の金属活字本の『直指心体要節』など、韓国の世界記憶遺産は11件にものぼります。「チャングムの誓い」の主人公チャングムも『朝鮮王朝実録』にその記録が残っている実在した女官でした。
 このように、世界記憶遺産といった歴史的なベースの上に成り立った韓国の時代劇は、今や「韓流」という名の下で、日本を含め世界中に伝えられて愛されています。実際、交流会などで出会った方々からも“韓国ドラマが好きだよ”と言ってもらい嬉しかったです。これからも韓国の時代劇を通じてお隣の国、韓国をより身近に感じる方々がもっと増えるのを期待しています。

 

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  • 浜田市 産業経済部 観光交流課
    電話:0855-25-9530   メールアドレス:kankou@city.hamada.lg.jp

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