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米文化のベトナム(広報はまだ平成28年11月号)

2016年 11月 8日

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 冬が近づいてきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。この時期は、あちこちで収穫を祝うとともに、来年以降の豊作を祈る祭りが行われると思います。

 ベトナムも昔から稲作農耕を基盤とする文化があり、様々な祭りが開かれます。北部の紅河デルタや南部のメコンデルタは、ベトナム国内における米の生産量が一番多く、1年の間に栽培と収穫を3回も行うことがあります。

 ベトナムでも日本と同様に、米の成長過程に合わせて、種・苗・籾・米といった具合に呼び方が変わります。

 また、「もち米」や「うるち米」もベトナム人にとってなじみ深いお米です。もち米はお正月に欠かせず、ちまき・おこわ・団子などベトナムのごちそうに使われます。逆にうるち米は日々の主食として、ライスペーパーや様々な麺類に使われています。このように米は、ベトナムの食文化において大事な役割を担っています。

 また、米はたくさんの工程を経て、農家の力・工夫によって作られます。そのため、米粒はお天道様からいただいた真珠と思われており、一粒でも無駄にしてはいけません。「お天道様の恵みを無駄にすると10世代の間、子孫は食べ物がなくなる」という教訓が親から子へ継がれます。このような考え方は日本も同じだと思います。 

 ところで、ベトナムでは親戚や知り合いに対し、「もうご飯を食べましたか(アンコムチューア)」というあいさつがあります。食事の時間が近づいたときによく使われる表現です。これは軽いあいさつの一つであり、「ちゃんとご飯を食べたかな」「食事に誘われているかな」という意味ではありません。もし、皆さんがベトナム人にこのようなあいさつを受けたとき、戸惑わずに、「もう食べた(ロイ)」、又は「まだ(チューア)」と返してください。

 同じ米の文化でも、共通点があれば、相違点もあります。そのため、多文化共生の中で違う文化を理解する面白さを感じます。

 私は浜田の収穫祭など、秋のお祭りを楽しみにしています。皆さんはどうですか?

 ニュン グェン写真

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  • 浜田市 産業経済部 観光交流課
    電話:0855-25-9530   メールアドレス:kankou@city.hamada.lg.jp

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