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心あたたかいベトナム人の挨拶(広報はまだ平成29年2月号)

2017年 2月 10日

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 今回は挨拶を通じて、ベトナム文化を紹介します。

 
ベトナムでは昔から「挨拶はごちそうより上」ということわざがあるほど、文化の中で「挨拶」は重視されています。気持ちを込めて挨拶するほうが、ごちそうが出るパーティーに誘われるよりも喜ばれる、という意味です。コミュニケーションの手段だけではなく、マナーでもあり、その種類は豊富です。

 ベトナムの代表的な挨拶は「chào(チャオ)」です。これは日本語の「こんにちは」と意味は同じですが、朝・昼・夜の区別無く使われます。chàoの後に代名詞を付けることで、相手に対する親しみを表します。さらに目下の人から目上の人に対しては、尊敬の気持ちを込めて、主語を入れます。例えば「Cháu chào ông ạ(チャウ チャオ オン アー)」は、直訳すると「子どもはおじいさんにご挨拶します」ですが、「おじいさん、こんにちは」という丁寧な挨拶になります。

 また、少し遠まわしな表現で使われる挨拶が、ベトナムにはあります。親しい人と気軽なコミュニケーションをとりたいときに使う「お兄さん、元気?」「何をしているの?」「お姉さん、どこに行くの?」「今日はおしゃれだね!」などです。きちんと応える必要はなく、適当に応えて大丈夫です。頷いて笑顔で返事をしたり、逆に相手に質問を返したりすることもあります。

 ベトナムの挨拶は、時にはおせっかいに感じられるかもしれません。ですが、これはベトナムの習慣なのです。日々の生活でお互いに配慮したり、助け合ったりする中で生まれた習慣です。年齢や少しプライベートなことを尋ねることもありますが、家族関係や上下関係を重んじてきたベトナム特有の、相手への好意や尊敬の心、親切さやおもてなしを「挨拶」で表す文化なのです。


 ただし、最近では家族の間や社会でも挨拶が減っています。ベトナムでは知り合いでなければ挨拶はしないので、日本で全く知らない人に挨拶された時は少し驚きました。国によって異なる「挨拶」を通じて、日本の文化をベトナムの人たちにも伝えたいと思います。

 町で私を見かけたら、ぜひ「Xin chào(シンチャオ)」と声をかけてくださいね。

ニュングェンさん写真

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  • 浜田市 産業経済部 観光交流課
    電話:0855-25-9530   メールアドレス:kankou@city.hamada.lg.jp

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