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中国のトイレについて(広報はまだ平成29年4月号)

2017年 4月 25日

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 春節で中国に里帰りした時、意外な所で日本と中国の違いに気付く機会がありました。

 満員のお手洗いの入口で待っていたら、一人の女性が割り込み、入口から二番目のドアの前で立っていました。二番目の個室の人が早く用を済ませて出てきてから、その女性は当然のように先に入っていきました。その様子を見て、待っていた私は、とても不満を感じました。

 しかし、その後よく考えたら、彼女は割り込んできたわけではなく、ちゃんと並んでいたのです。

実は、地元栄成市でのトイレの並び方は日本と違います。日本では、トイレの入口の前に一列に並んで順番に入って行きますが、地元では、各ドアの前にそれぞれ並んで、個室が空いた順に入っていきます。

 違いはまだたくさんあります。日本では、使用済みのトイレットペーパーを直接に便器に捨てて流しますが、地元では、備え付けのゴミ箱に捨てることが礼儀正しいとされます。なぜなら最近の建物は良く整備されている一方、古い建物は、水圧や水道管の問題でたくさんのトイレットペーパー、特にティッシュ―ペーパーを便器に捨てたら、詰まるおそれがあるからです。自宅では便器に捨てて流しますが、公衆トイレでは気を遣ってごみ箱に捨てることが常識です。また、家庭では洋式トイレが普及していますが、公衆トイレは衛生問題などを考えると、まだ和式トイレが多いです。なので、中国人が日本で公衆の洋式トイレに入ったら、戸惑います。

 国が違えば、トイレの並び方さえ違います。自国の常識ではあり得ないことが、その国では当たり前になっているかもしれません。こういう時は、お互いの違う習慣を頭ごなしに批判するのではなく、相互理解こそが必要です。訪ねる側が前もって相手の文化や習慣を十分に理解することが求められるとともに、受け入れ側もどうすれば自国の文化を理解してもらえるかと真剣に対策を練るというのは、本当の国際理解ではないかと思われます。

 海外に行くということは、単に国境を越えるかどうかだけでなく、お互いの違いを見聞きし、考え、そして楽しむことだと思います。

このページに関するお問い合わせ先

  • 浜田市 産業経済部 観光交流課
    電話:0855-25-9530   メールアドレス:kankou@city.hamada.lg.jp

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