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初対面で「何歳ですか」と聞かれたら?(広報はまだ平成29年5月号)

2017年 4月 26日

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 「日本語の勉強で難しいことは何ですか?」とよく質問されますが、私にとっては敬語が難しいです。ベトナム語には、そもそも敬語という概念がないと思われます、では、ベトナム人は普段のコミュニケーションで敬語を使わないのでしょうか?

  ベトナム語では、敬語の概念が日本語のようにはっきり示されませんが、丁寧・尊敬の気持ちを表す言葉や話し方があります。文の主語・動詞・目的語をきちんと使うと丁寧な表現になります。さらに、文頭にdạ(ザー)、thưa(トゥア)や、文末にạ(アー)という敬意を表す言葉を加えることで、敬語の表現になります。子どもは目上の人と話すとき、主語を入れることで尊敬の気持ちを表すことを日々教わります。この表現ができない子どもは周りの人から親に教育されていないと評価されます。

 また、ベトナム語の会話では相手の呼び方を主語にしたり、自分のことを称したりします。同じ人でも、相手との関係・年齢・性別・身分。親しさによって、「私」(自分)・「あなた」(相手)の呼称詞を変化させます。基本は親族関係に基づき当てはめることで、謙譲・尊敬の気持ちが表せます。例えば、兄・姉のような年齢当たる人はanh(兄)、chị(姉)に対して、自分のことはem(弟・妹)になります。両親くらいの年上のchú(おじさん)、cô(おばさん)に対して、自分のことはcháu(甥・姪)と称します。適切な呼称詞を使うと、丁寧で礼儀正しい人だと評価され、良い印象をもたらし、効果的なコミュニケーションになります。家族を大切にするベトナム文化が、敬語の表現、豊富な呼称詞に反映されています。「内・外」の関係を意識しながら、動詞を活用し、敬意を表す日本語はベトナム語とは違いますね。もし、初対面のベトナム人に年齢を聞かれたら、戸惑わずに、自分と会話するために相応の呼称詞を当てはめるための判断だと理解してください。

 「外国語を学ぶことは、新しい扉を開くこと」とどこかで聞いたことがありますが、皆さんはどう思いますか?

浜田市国際交流員 ニュン グェン ティー ゴクの写真

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  • 浜田市 産業経済部 観光交流課
    電話:0855-25-9530   メールアドレス:kankou@city.hamada.lg.jp

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